出生率が再びマイナスになったニュースがありました。
一方、内閣府の子ども・子育て本部が出す「少子化社会対策白書」2010年版に「希望がすべて実現するケースの合計特殊出生率は1.75」になることが示されています
第2節 将来の人口の見通し|平成22年版 子ども・子育て白書(概要<HTML形式>) - 少子化対策:政策統括官(共生社会政策担当) - 内閣府
「いずれは結婚するつもり」と答えた女性が90%いるから、それをそのまま当てはめたらって話です。あくまで試算ですからね。
少子化の最大要因は婚姻率の低下
既婚女性の出生率は昔から大きく下がっているわけではなく、婚姻率の低下(生涯未婚率の増加)が出生率の低下に大きく影響してるのはよく知られていますが、結婚したい希望はあってその希望を全て実現することが少子化対策になると最新の白書を見ても思い切った対策はなし。
平成26年版 少子化社会対策白書(概要<HTML形式>) - 内閣府
政府のお偉いさんは何が問題なのか実はわかってて見ぬふりしてるのか、本当にわかってないのか…
そして婚姻率を下げるであろう政策
そして今国会に提出されている派遣法改正法案。これで派遣労働者が増えれば、特に若年層に増えれば不安定・低賃金ゆえに結婚できない人が増えます。それは間違いなく婚姻率を低下させることでしょう。
内閣府の子ども・子育て本部がそれを指摘…するわけないだろうな。