昨夜のテレビ東京『ガイアの夜明け』「新たな地域密着戦略が始まる!」では、セブン-イレブンの地域別商品開発について取材していました。
少し前に週刊ダイヤモンドでも同じような記事がありました。
冒頭で関西向けに「出汁を変えた親子丼」や「牛肉に変更した肉じゃが」の商品開発で惣菜の売上が低かった関西でも売上げアップした、これについて鈴木会長が「東京への憧れがなくなった」とのコメント。
えええっ?
そんなのカップうどんでは東西別が常識だったろ?
と思わずテレビに向かってツッコんでしまった。
カップうどん・そばの出汁や具材は東西や地域で違います。WとEとでしか判別がつかないのであまり知られてませんでしたが、今や当たり前の知識となっています。
ファッションやエンターテイメントはともかく、こと「食」に関しては東京への憧れはほとんどないでしょう。関西の人なんて東京は不味い店が多いと思ってる。もちろん美味しい店もあるが高かったり探すのが大変だったり。
「ニューヨークで人気の店の日本一号店が東京に上陸!」なんてニュースを見たら憧れるかもしれない。でもそれは東京への憧れじゃなくニューヨークへの憧れにすぎない(;´∀`) 有名店の味には憧れるかもしれないけど、それがコンビニ・スーパーでそのまま出てくるわけではないし。
食だけでもないかもしれません。大失敗に終わった大阪駅の伊勢丹の幹部は 「東京流を完璧に持ってこられなかった」と敗因分析して失笑されたのも記憶に新しい。割とよくある勘違いなのかもしれませんね。
もちろん東京流のいい所はあるし、各地域で通用するもの・しないものを取捨選択しないと受け容れられないだけです。セブン-イレブン全体の商品構成は他のコンビニよりいいと思いますし、地域性が出ると旅先でコンビニ入るのもどんな地域商品があるのか興味深くなっていいです。