『日本のココがすごい!』系の本や番組が多く見られます。
もちろんすごい部分もありますからウソを言ってるわけでもないですが、同じくらい『日本のココがひどい!』部分があって、目をそらしていてはいけませんね。
個々人はすごい
近年間違いなく目立つのは、スポーツや芸術など個人で世界の中で高いレベルにある人が増えたこと。スポーツは骨格や体型でかなわないものもありますが、小さい頃からの体系的なトレーニングで十分勝負ができるものもたくさんあります。
ひどい組織が目立つ
このところ目立っているのは、これどうなのよと思う組織。例を挙げると
- 東京電力
- 原子力安全保安院(旧)
- 東芝
- 年金機構
- 日本スポーツ振興センター(JSC)
- 日本バスケット協会
- 五輪組織委員会
- ブラック企業全般
組織防衛に必死だったり、メンツが最重要だったり、コネや利権が幅を効かせていたり、派閥争いしていたりとばらばらです。統治がちゃんとなされてないか、トップが無能か。
出る杭を打ち、足を引っ張る
「出る杭を打ち、足を引っ張る」日本社会の悪い部分をこう言います。組織の中で目立つと損なんですよね。
ならいっそ海外に出たほうがいい→海外で活躍 なんてこともあるわけで、個人が目立つのは海外に進出するハードルが下がった影響もありますが、日本でやっていても埒があかないという裏もあるのかな、と。
そんなわけで日本の組織のココがひどい!』という本や番組がもっと出てくればいいなぁと思います。山一證券の最後を描いたドラマ『しんがり』の1話(無料放送)は観ました。ああいうのもっと増えて欲しいです。