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東京五輪エンブレムの再公募、審査委員は総取っ替えでお願いします

佐野研二郎デザインの東京五輪エンブレムは取り下げ、再公募することになりました。責任の所在は曖昧にして、取下げれば騒ぎは収まるだろうという狙いは透けて見えました。

再公募では条件の緩和もされそうで、それはいいことだと思います。

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審査委員の責任として、総取っ替えは必須

今回の問題の根っこにあるのは、選考に対する不信感・不公正感です。マスコミの切り込み方はそこに対しては甘いですね。広告代理店が絡んでるからでしょうか。

最終選考で佐野研二郎氏のエンブレムを選んだ人は4人。この4人は審査委員トップの永井一正氏、サントリー・オールフリーCMのクリエイティブ・ディレクターで佐野研二郎氏と仕事を一緒にしていた電通・高崎卓馬氏、佐野氏の後輩にあたる元博報堂の長嶋りかこ氏の3人は確実ではないかと推測。

そうでなくても永井一正氏の発言に逆らえない雰囲気になりそうだし、いくら名前を隠して審査をしたといっても、佐野氏に近い人間が入っていたら佐野氏がどういう作品を応募したか審査委員が知っていても不思議じゃありません。

この審査委員の構成が「佐野ありき」で行われたと疑念を持たれ、さらに選ばれた原案が他の商標と類似していながら2度の修正を加えてまで選んだことで疑念が増大しました。「シンプルな図案はどうしても似てくる」というイイワケがされますが「シンプルな図案選ぶ方がアホ」ですよ。シンプル縛りはないんですから。

取り下げ会見で武藤事務総長が「佐野ありきではない」理由として審査委員4人が佐野原案を選んだことを理由にしていましたが、審査委員の人選を「佐野ありき」でやった結果じゃないのかと思うんですがねぇ。全くイイワケになってない。

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以上のことから、疑念を持たれないように再公募での審査委員は総取っ替えが必要だと思います。

では、誰が審査委員になるべきか

総取っ替えして誰が審査委員になるべきか? 私個人的な意見としては、直接的利益が絡む広告および広告デザイン関係者は極力外すべきだと思います。前回の轍を踏まないためにも。

ただ全く入れないわけにもいかないので、日本のデザイン界とは少し距離があり実績のある方という意味で長野五輪エンブレムのデザイナー、篠塚正典氏を審査委員のトップとして置きたい。

そしてそれ以外は絵(画)を仕事とする人で広告デザイン以外の仕事をしてる人から選びたい。

これらの職業からそれぞれ0~2名で篠塚氏と合わせて合計10名程度。漫画家で鳥山明、アニメーターで宮崎駿にお願いしたら文句付ける人はいないんじゃないかな。

その上で可能な限り審査過程はオープンに

その上で、可能な限り審査過程をオープンにしたい。難しい面もあると思いますが。

 

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