体育祭の10段人間ピラミッドの危険性について、八尾市の中学の事故映像が流れたことで一気に広まりました。
私が最近の人間ピラミッドが10段にまでなってるのを知ったのは去年のこと。小学校の組体操では3段だった昭和の人間としては驚きでした。そして、目立つ数字ばかり追いかけるのは残念だな、と。
競い合って目的を見失う不幸
内田良准教授によれば、近隣の学校が高いピラミッドをやればうちも、と一部で高さを競う風潮があるようです。今回の八尾市の中学校も「中学校最高タイ記録10段にチャレンジ」したらしいですが、そんな記録がある時点で競ってくれって言ってるようなもの。
そもそも組体操は他の学校と競い合う場ではないのですから、目的を見失ってます。適正な段数があるはずなのに見失って段数競争をしてしまう。人間とはそういうもので、それに歯止めをかけるのが教師、校長、教育委員会のはずですが、現場の教師の方が率先してやっているようですね。むしろ教師の自己満足の結果、一番競争してるのかも。
適正量を見失ってる社会に絶望した!
『さよなら絶望先生』のパクリですが、過当競争で適正な量・ポジションを見失っておかしなとこまで逝ってしまった例はこれまでもたくさんあります。
特にファッションでは派手なほど目立つ、過去よりも派手で奇抜にしなければと考えて適正を見失う傾向がよく見られます。
アニメや漫画だと、「目が大きい方が良いと言ってもこれはないだろう」という画風になることも。目を胸に置き換えた方がわかりやすいかな?
- バブル期のお立ち台衣装
- 近所と競い合って派手になるクリスマスイルミネーション
- PV欲しさに犯罪に手を染めるYoutuber
適正量を見失った社会に絶望した!
「適正検査」が必要
適正ポジションを見失った社会には「適正検査」が必要なのです!(糸色望風)
何事も用法用量を守って正しく使いましょう。